ハコヅミを作る #52:入口を開けて、テスタを募る(外したはずの守りが外れない、効かないボタン)

前回(#51)で、「招待制」が守られていなかったことが分かり、アプリの側に招待の一覧を作りました。今回は、あらためて入口を開けて、テスタを募るところまでです。

  • 守りを確かめてから、入口を開ける
  • 設定を外したのに、守りが外れない
  • 外れたら、ログインのボタンが効かない
  • テスタの募集を始める

守りを確かめてから、入口を開ける

前回の反省は、「入口を開けてから、守りを確かめた」ことでした。開けてから確かめると、確かめているあいだ、入口は開いています。

今回は、順番を逆にしました。

  1. 招待の確かめを、本番に出す(Cloudflare Access は付けたまま)
  2. 本番で、招待していないアカウントで、断られることを見る
  3. 招待の一覧に足したアカウントで、初めてのログインができることを見る
  4. ここまで済んでから、Access を外す
  5. 外した状態で、もう一度だけ、招待していないアカウントで断られることを見る

Access を付けたままでも、自分は Access を通れます。その先の Google のログインと招待の確かめは、Access があってもなくても、同じように動きます。だから、守りの確かめは、入口を開ける前にできます。


設定を外したのに、守りが外れない

前回は書きませんでしたが、前回の朝、Access を外すところでも、一度つまずいています。

Access の設定で、守るものの一覧から、本番の URL の行を消しました。1分待っても、まだ Access のログインの画面が出ます。

設定には、守るものが2行ありました。

種類 中身
パブリックホスト名 hakozumi.jiru-labo.com
Workers Worker の「プロダクション URL とプレビュー URL」

2行目は、Cloudflare が自動で付ける URL(〜.workers.dev)を守る行だと思っていました。そちらの URL はもう閉じてあるので、念のため残しておこう、と。

違いました。Claude Code が、ログインの画面に移るときの URL から、どの設定が止めているかの番号を読み取り、Access の設定の番号と照らしました。同じでした。「Worker のプロダクション URL」は、独自ドメインも含めた、その Worker の本番の入口全部を指していました。

2行目のタイプを「Worker のプレビュー URL」に変えたら、外れました。そのあとで、招待制が守られていないと分かり、タイプを戻して入口を閉じたのが、前回の話です。

外す前の設定は、スクリーンショットと文字で、Notion に控えておきました。手順書にも、「パブリックホスト名の行を消すだけでは外れない」と書きました。今回は、手順書のとおりにタイプを変えるだけで、外れました。


外れたら、ログインのボタンが効かない

外れたので、招待していないアカウントでログインを試しました。ちゃんと「このアカウントは、招待されていません。」と出ます。

その画面で、別のアカウントでやり直そうと、もう一度「Google でログイン」を押しました。何も起きません。

ボタンは、壊れていませんでした。外から押してみると、ちゃんと Google の画面へ移っています。起きていたのは、こういうことでした。

  • Google は、ブラウザでログインしているアカウントが1つで、前にこのアプリを許可していると、アカウントを選ぶ画面を出さずに、すぐ戻してくる
  • 戻ってくるのは、同じ「招待されていない」アカウント
  • 同じ画面がもう一度出るので、何も起きていないように見える

テスタが、応募したのとは別の Google アカウントで入ってしまうと、この画面から抜け出せません。直し方は、Google へ移るときに「アカウントを選ぶ画面を必ず出して」と伝える1行でした。代わりに、ログインのたびに1回、選ぶ手間が増えます。ログインは 30 日続くので、月に1回ほどです。

招待していないアカウントで断られる、というのは、確かめるつもりで確かめていました。断られたあと、その人がどうするかまでは、考えていませんでした。


テスタの募集を始める

入口が開いたので、テスタの募集を始めました。用意したのは、4つです。

募集の記事:ハコヅミが何をするものか、お願いしたいこと、条件とお礼、応募のしかた。お礼は「有料のプランが始まったら、その日から1年間、有料のプランを無料で使える」です。アプリの紹介のページと、同じ文にそろえました。

お問い合わせフォームの案内:フォームでハコヅミを選ぶと、募集の案内が出るようにしました。

お問い合わせフォーム。お問い合わせの対象でハコヅミを選ぶと、青い案内の下に、黄色い枠で「ベータ版のテスタを募集しています」と、10 名程度・先着順であることが出る。その下の欄は「お名前(ニックネームでも可)」

フォームでハコヅミを選んだとき

お名前は、ニックネームでも可:フォームを見直していて、「テスタに応募するのに、実名を伝えたくない人もいそう」と思い、欄の名前に足しました。ハコヅミの中でも、本名は出さない作りにしてあります。入口のフォームで本名を求めては、ちぐはぐです。

じるラボのサイト:「サービス」のページと、トップページに、ハコヅミを載せました。

じるラボのトップページの「SERVICES」。ハコヅミのタイトルの絵(湖のほとりのキャンプ場)が横長に出て、その下に黄色い枠で「キャンプの持ち物チェックのサービス「ハコヅミ」のベータ版を始めました。テスタを募集しています。」

じるラボのトップページ

参加しているコミュニティでも、自分のつぶやきで募集しました。宣伝・勧誘が禁止されている場所なので、先にコミュニティの AI に、書いてよいかを聞いています。「自分のつぶやきならよい。ほかの人のつぶやきに、リンクを貼って回るのはだめ」とのことでした。


おわりに

  • 守りの確かめは、入口を開ける前にする。守りの先は、手前の守りがあっても同じように動くので、開ける前に確かめられる
  • 設定の名前(「プロダクション URL」)から、何を指しているかを思い込まない。番号を照らして確かめる
  • 断られることを確かめたら、断られたあとの人の動きも追ってみる
  • 入口のフォームも、アプリと同じ考えでそろえる(本名を求めない)

次回は、ベータ版を始めた日に届いた、GitHub からのメールの話です。

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