個人事業用にCloudflareアカウントを新規作成した話
XServerで運営していたWordPressブログをCloudflare Pagesに移行するにあたり、 個人事業用のCloudflareアカウントを新規に作成しました。
Cloudflareは無料プランでも非常に多くの機能が使えます。 この記事ではアカウント作成の手順と、実際に使った機能を紹介します。
Cloudflareとは
Cloudflareは世界最大級のCDN(コンテンツ配信ネットワーク)・セキュリティサービスを提供する企業です。 個人ブログからエンタープライズまで幅広く使われており、無料プランでも以下が使えます。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| Cloudflare Pages | 静的サイトの無料ホスティング |
| DNS管理 | ドメインのDNSをCloudflareで管理 |
| CDN | 世界中のサーバーからコンテンツを配信、高速化 |
| SSL/TLS | 無料でHTTPS化 |
| DDoS対策 | 攻撃からサイトを保護 |
今回の目的は主に Cloudflare Pages(静的サイトホスティング)と DNS管理(ドメインをCloudflareで管理)です。
アカウント作成の手順
1. サインアップページにアクセス
https://dash.cloudflare.com/sign-up にアクセスします。
2. メールアドレスとパスワードを入力
| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| メールアドレス | 事業用のGmailアドレス |
| パスワード | 強力なパスワードを設定 |
「アカウントを作成する」 をクリックします。
3. メール認証
入力したメールアドレスに確認メールが届きます。 メール内の 「Verify email」 ボタンをクリックして認証完了です。
4. プランの選択
ブログ運営目的であれば Free プラン で十分です。 プラン選択後、ダッシュボードに移動します。
作成後の設定
① 2段階認証(2FA)を有効にする
アカウントのセキュリティ向上のため、必ず設定しておきます。
- ダッシュボード右上のアイコン → 「マイプロフィール」
- 「認証」 → 「2段階認証を管理する」
- 認証アプリ(Google Authenticatorなど)でQRコードをスキャン
② アカウント名を設定する
- ダッシュボード左上のアカウント名 → 「設定」
- アカウント名を事業名や屋号に変更
ドメインをCloudflareに追加する
ドメインのDNS管理をCloudflareに移管する手順です。
1. ドメインを追加
- ダッシュボード → 「ドメインを追加する」
- 移管するドメイン名(例:
jiru-labo.com)を入力 - プランは Free を選択
2. DNSレコードを確認
Cloudflareが既存のDNSレコードを自動で読み込みます。 内容を確認して 「続行」 をクリックします。
3. ネームサーバーをCloudflareに変更
Cloudflareから2つのネームサーバーが指定されます。
joan.ns.cloudflare.com
rene.ns.cloudflare.com
これをXServer(元のレジストラ)側で設定します。
XServerの場合:
- Xserverアカウントパネルにログイン
- ドメイン → 対象ドメインを選択
- ネームサーバー設定 → Cloudflareのネームサーバーを入力
反映時間:ネームサーバーの変更は最大48時間かかります。 変更後しばらく待ってからCloudflareのダッシュボードで「アクティブ」になっているか確認しましょう。
Cloudflare Pagesでサイトを公開する
静的サイト(今回はHugoで生成)をCloudflare Pagesにデプロイします。
1. Pagesプロジェクトを作成
- ダッシュボード左メニュー → 「Workers & Pages」
- 「作成」 → 「Pages」 → 「Gitに接続」
- GitHubアカウントと連携し、対象リポジトリを選択
2. ビルド設定を入力
| 項目 | 値 |
|---|---|
| フレームワークプリセット | Hugo |
| ビルドコマンド | hugo --minify |
| ビルド出力ディレクトリ | public |
環境変数 HUGO_VERSION |
0.147.0 |
注意:
HUGO_VERSIONを環境変数で明示しないと、古いバージョンが使われてビルドエラーになることがあります。
「保存してデプロイ」 をクリックするとビルドが始まります。
3. カスタムドメインを設定
デプロイ完了後、独自ドメインでアクセスできるように設定します。
- プロジェクトページ → 「カスタムドメイン」 タブ
- 「カスタムドメインを設定」 →
jiru-labo.comを入力 - 同様に
www.jiru-labo.comも追加
DNSレコードは自動で追加されます。 しばらく待つとステータスが「アクティブ」「SSL有効」になります。
無料プランでできること・できないこと
できること
- Cloudflare Pagesでの静的サイトホスティング(無制限)
- CDNによる高速化
- 自動SSL(HTTPS化)
- DDoS対策(基本的なもの)
- DNS管理
- 1つのドメインに対して複数のカスタムドメイン設定
有料プランが必要になること
- 高度なセキュリティルール(WAFカスタムルール)
- アクセス解析の詳細レポート
- メールルーティングの高度な設定
- ビジネス向けサポート
ブログ運営程度であれば、無料プランで十分です。
使ってみた感想
Cloudflareのダッシュボードは日本語対応しており、操作に迷う場面はほとんどありませんでした。 XServerと比べると設定の自由度が高く、特にDNS管理が直感的でわかりやすいと感じました。
Cloudflare Pagesへのデプロイも、GitHubと連携さえすれば git push するだけで
自動ビルド・デプロイが走るので、非常に便利です。
WordPressからの移行にかかったランニングコストは、ドメイン代を除けばゼロ円になりました。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アカウント作成 | 無料・メールアドレスのみ |
| 使ったプラン | Free(無料) |
| 主な用途 | Cloudflare Pages・DNS管理 |
| ランニングコスト | 無料(ドメイン代除く) |
Cloudflareは無料でここまでできるのか、と驚く機能の充実度です。 静的サイトのホスティング先として、個人事業・個人ブログには最適な選択肢だと感じています。