個人事業用にGitHubアカウントを新規作成した話
個人事業用のGoogleアカウントを作成したのと同様に、GitHubアカウントも新規に作成しました。 プライベートのコードと仕事用のリポジトリをきっちり分けたかったのが主な理由です。
なぜアカウントを分けるのか
GitHubは1人1アカウントが基本ですが、個人事業として使う場合は分けるメリットがあります。
- リポジトリの管理:プライベートの趣味コードとビジネス用コードが混在しない
- Organizationの管理:事業用のOrganizationを事業アカウントで管理できる
- コミット履歴の分離:プライベートと仕事のコントリビューションを分けて見せられる
- 公開プロフィールの使い分け:ビジネス向けのプロフィールを別に作れる
アカウント作成の手順
1. GitHubのサインアップページにアクセス
https://github.com/signup にアクセスします。
2. 必要情報を入力
| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| メールアドレス | 事業用のGmailアドレス |
| パスワード | 強力なパスワードを設定 |
| ユーザー名 | GitHubのID(後から変更可能だが慎重に) |
ポイント:ユーザー名はリポジトリURLに使われます(例:
github.com/yourname/repo)。 事業で長く使うことを考えて、屋号や名前ベースでわかりやすいものにしましょう。
3. メール認証
入力したメールアドレスに認証コードが届くので入力して認証完了です。
4. プランの選択
個人事業であれば Free プラン で十分です。 プライベートリポジトリも無制限に作れます。
作成後の設定
① プロフィールを整える
Settings → Public profile で設定します。
| 項目 | 設定内容 |
|---|---|
| Name | 氏名や屋号 |
| Bio | 事業内容や得意分野を一言で |
| Company | 屋号など |
| Location | 都道府県程度でOK |
| Website | ブログやポートフォリオのURL |
② 2段階認証(2FA)を有効にする
GitHubは2段階認証の設定を強く推奨しています(一部操作では必須)。
- Settings → Password and authentication
- Two-factor authentication → Enable
- 認証アプリ(Google Authenticatorなど)またはSMSで設定
③ SSHキーの設定
パスワードなしでgit pushできるようにSSHキーを設定します。
SSHキーの生成:
ssh-keygen -t ed25519 -C "your-business-email@gmail.com"
ファイル名を聞かれたら、プライベート用と区別するために別名を付けます。
Enter file in which to save the key: ~/.ssh/id_ed25519_business
公開鍵をGitHubに登録:
cat ~/.ssh/id_ed25519_business.pub
表示された内容をコピーして、 GitHub Settings → SSH and GPG keys → New SSH key に貼り付けます。
複数アカウントのSSH設定
プライベートと事業用の2つのアカウントを使い分ける場合、 SSHの設定ファイルでホストを使い分けます。
~/.ssh/config に以下を追記します。
# プライベート用(デフォルト)
Host github.com
HostName github.com
User git
IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519
# 事業用
Host github-business
HostName github.com
User git
IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519_business
事業用リポジトリのリモートURLを設定するときは、
github.com の代わりに github-business を使います。
# 通常のURL
git remote add origin git@github.com:business-account/repo.git
# SSH config を使った設定
git remote add origin git@github-business:business-account/repo.git
gitのユーザー設定を使い分ける
コミット時に記録される名前とメールアドレスも、リポジトリごとに設定できます。
グローバル設定(プライベート用):
git config --global user.name "プライベートの名前"
git config --global user.email "private@gmail.com"
リポジトリ個別設定(事業用):
事業用リポジトリに移動して以下を実行します。
cd /path/to/business-repo
git config user.name "事業用の名前"
git config user.email "business@gmail.com"
--global を付けないとそのリポジトリのみに適用されます。
Organizationの作成(任意)
個人事業でチームを持つ予定がある場合や、事業用リポジトリをまとめて管理したい場合は Organization を作成するのもおすすめです。
- GitHub右上の 「+」 → 「New organization」
- Free プランを選択
- Organization名(屋号など)を入力
Organization配下にリポジトリを作ることで、事業のコードを一元管理できます。
ハマりやすいポイント
複数アカウントのpushでエラーになる
SSHの設定をしていないと、gitコマンドがどちらのアカウントを使うか判断できずエラーになります。
~/.ssh/config の設定と、リモートURLの github-business への変更を忘れずに行いましょう。
コミットが別アカウントで記録される
git config user.email の設定を忘れると、プライベートアカウントのメールアドレスで
コミットが記録されてしまいます。事業用リポジトリでは必ずローカル設定を行いましょう。
2段階認証なしでは一部操作ができない
GitHubは2段階認証なしではセキュリティ上の制限がかかる場合があります。 アカウント作成直後に設定しておくのがベストです。
まとめ
| 項目 | プライベート | 事業用 |
|---|---|---|
| メールアドレス | 個人のGmail | 事業用のGmail |
| SSHキー | ~/.ssh/id_ed25519 |
~/.ssh/id_ed25519_business |
| SSH Host | github.com |
github-business |
| git user.email | 個人のメール | 事業用のメール |
最初の設定が少し手間ですが、一度やってしまえばあとはスムーズに使い分けられます。 プライベートと事業のコードをきっちり分けることで、管理もぐっと楽になりました。