カナエを作る #1:ぼんやりした状態から、どう進めるか。フォルダを作るところから始める
3つ目のサービスとして、バケットリストのサービスカナエを作ります。 (2026年10月時点の内容です)
ハコヅミとワダチは、試行錯誤とスピードを優先したので、記事では端折った部分があります。カナエはゆっくり作ります。Claude Code の Max プランが 11月8日に終わって Pro に戻るためです。そのぶん、環境構築も含めて、1工程ずつ詳しく記事にします。
この記事は、その最初です。作りたいものが「ぼんやり」ある状態から、どんな順番で進めるかを整理します。
スタート地点:空のフォルダと、新しいセッション
やったことは、2つだけです。
kanaeというフォルダを作った- Claude Code で、作業フォルダをそこに指定した新規セッションを作った
ここまでで、コードも README も、設定ファイルもありません。中身が空のフォルダです。
試しに「カナエ開発」とだけ伝えてみた
新しいセッションに、最初に送ったのは「カナエ開発」の5文字だけです。
Claude Code は、まずフォルダを見ました。空でした。次に、過去のメモがないかを見ましたが、それもありませんでした。ここまでで、何を作るのかを知る手がかりはゼロです。
聞き返されたので、「種類」と「最初にやりたいこと」の選択肢には、どちらも「指定なし」と答えました。Claude Code は、次に Notion を検索しました。「カナエ」という言葉で、企画のページ(バケットリスト(仮))が見つかり、背景・不満・やりたいこと・名前を決めた経緯を読んで、何のサービスかを把握しました。
分かったことが2つあります。
- フォルダを空にしておいても、Notion に企画があれば、AI は辿り着ける。ただ、辿り着けたのは、Notion を検索できる設定だったからです
- 逆に言うと、企画をどこかに文章で残していないと、最初の一言で伝わらない。次のセッションからは、迷わないように、メモを残しておきます
どんな順番で進めるか(今の案)
ハコヅミとワダチで通った道を、整理し直しました。まだ案です。進めながら、直します。
| 段階 | やること | 残すもの |
|---|---|---|
| 1. 案出し | 作りたいものを、ぼんやりでよいので Notion のページにする。「何をやりたいサービスか」までにとどめ、詳細な仕様には落とさない。思いついた「こうなってほしい」は、体裁を考えず、とにかく Notion に足していく | Notion の企画ページ |
| 2. 名前 | 案の内容に見合った名前を決める(ブログのシリーズ名にもなる)。開発に入る前に、きっちり決める | 候補と、決めた理由 |
| 3. 企画の深掘り | 案出しの内容を、AI との壁打ちで掘り下げる。どんな機能を入れるか、その優先度は? 優先度が決まると、今回やらないことも決まる | 機能と優先度の一覧、迷った点 |
| 4. Issue にまとめる | 深掘りの結果から、最初に進める作業のまとまりを Issue にする。機能の Issue に加えて、環境構築の Issue も入れる | 最初の Issue の一覧 |
| 5. 環境構築 | Issue に沿って、リポジトリ、雛形、CLAUDE.md、CI、デプロイ、アクセス制限を作る |
工程ごとの記事 |
| 6. 開発 | Issue → ブランチ → PR → マージ、の繰り返し。データの持ち方は、機能ごとに必要な分だけ決める | 機能ごとの記事 |
| 7. 公開の準備 | 規約・お問い合わせ・課金など | 公開までの記事 |
1〜2は、すでに Notion に書いてあります(#2 で整理します)。今回の記事を含めて、段階が終わるたびに記事を1本書くつもりです。
案出しでは、仕様まで決めない
この段階では、「何をやりたいサービスなのか」を言えれば十分と考えています。どんな機能を入れるか、その優先度は、名前を決めたあとの「3. 企画の深掘り」で、AI と壁打ちしながら決めます。
案出しの途中で「こうなってほしい」が浮かんだら、体裁は気にせず、まず Notion に追加します。整理は、あとからでできます。早い段階で仕様に落とすと、まだ固まっていない考えを、固まったものとして扱ってしまうからです。
名前を、開発より先に決める
個人的に、これはかなり重要だと感じています。理由は、過去の仕事での経験です。
名前をあやふやにして開発を進めると、人によって呼び方がぶれる。ロジックの中身やドキュメントで、整合性が取れなくなる。
今回は個人開発 + AI なので、人ごとのぶれは起きにくいのかもしれません。それでも、名前をきっちり決めてから始めるほうが、芯が通っていて、進めやすいと考えています。名前は、コードやドキュメント、ブログのシリーズ名など、あらゆる場所に出てくるので、先に決めておきます。特に5の環境構築は、ワダチでは1本にまとめましたが、カナエでは工程ごとに分けて書きます。
技術スタックは、ハコヅミ・ワダチと同じ(SvelteKit + Cloudflare Workers + D1 + Drizzle)で始めます。変える理由は、今のところありません。
次回
次回は、案出しと名前の段階です。Notion に書いた企画(今のバケットリストの不満と、やりたいこと)を、仕様に踏み込まない範囲で紹介します。そして、「カナエ」に決めるまでに出た候補と、迷ったことを書きます。