カナエを作る #2:案出しは、Issue のネタの倉庫。仕様に踏み込まないつもりが、踏み込んでいた
前回(#1)で、カナエの進め方を整理しました。今回は、その1段階目の案出しです。 (2026年10月時点の内容です)
前回の最後に「次回は案出しと名前」と書きましたが、この記事は案出しだけにしました。名前は、決めた経緯やイメージをまとめて書きたいので、分けます。
もう1つ、前回と変わったことがあります。前回は「案出しでは、詳細な仕様には落とさない」と書きました。実際にやってみると、そうなりませんでした。その話も、そのまま書きます。
カナエは、バケットリストのサービス
2026年から、定年後にやろうと考えていたことを前倒しでバケットリストに入れて、達成するようにしています。体が動くうちに、やりたいことをやるためです。
今は Notion のデータベースで管理していて、3年ごとの期間に分けてボードで並べています。カナエは、これをサービスにします。ハコヅミ・ワダチと同じく、まず自分が欲しいものを作ります。
出発点は、Notion での3つの不満
案出しは、今の不満から始めました。
- 先の予定だったものを今実現しても、並び順は予定の日付のまま。達成したものが先頭に来ず、未達成のものとも混ざる
- 優先度の意味が薄く、全部「中」になってしまう
- 「この年のどこかで」くらいの予定でも日付が要るので、12/31 で入れるしかない
ここに、「達成度を見える化したい」「登録数を見える化したい」「3年単位のグループで、何歳〜何歳の間にやることかが分かるようにしたい」を足したものが、最初のたたき台でした。
今の Notion の項目を、1つずつ見直した

今の Notion のバケットリスト(題名と、一部の画像はぼかしています)
たたき台を一覧にしてもらうと、今の Notion にあるのに、カナエでどうするかを書いていない項目が3つ残っていました。1つずつ決めていきます。
- イメージ画像:入れます。画像があると、バケットリストとしてイメージを想像しやすく、達成率が高くなると思うからです
- カテゴリ:入れます。「(カテゴリ:なし)」も選べるようにします。ハコヅミのカテゴリと同じく、過去に登録したものはリストから選び、ないものは新規登録できる形です
- 完了と完了日:今は2つで持っていますが、別に持つ意味はないので、完了日だけにします
完了日は、少し考えました。1日で終わらないものがあるからです。これは、着手して完了とするなら開始日を、終了して完了とするなら終了日を入れればよい、としました。
思いついたことを、そのまま足していった
そのあとは、「こうなってほしい」を思いついた順に出して、Claude に Notion へ追加してもらいました。体裁は考えません。出したのは、次のようなものです。
- 達成したものは、カードで一目で分かるようにする。Notion のように、カード全体に淡い色を付けるのが見やすいと思う
- いつやるかが決まっていないものを貯めておく場所を作る。今の Notion でいう、日付が未定のグループのようなもの
- 年代(既定は3年)単位で、予定と実績が分かるグラフを出す。積み上げの棒グラフのイメージ
- 繰り返してやりたいことを登録できる(例:庭のジューンベリーを収穫してジャムを作る)。毎年・毎月ぐらいか。毎週・毎日はやりすぎな気がする
- 今日を基準にして、そろそろ達成の日が近づいていることを知らせる
- 予定を過ぎたものは、「1月後に変更する」「1年後に変更する」のようなショートカットで予定日を変更できる
- あとあとの機能として、他の人のバケットリストを見られる(共有可の指定をしたものだけ。やりたいことが思いつかないときの参考にしたい)
サービス全体のことも、出てきました。
- ハコヅミと同じく、フリープランと有料プランにする。登録数の上限はプランで差を付けず、画像の登録数だけプランで変える。有料プランは、登録したすべてに画像を登録できる
- アカウント管理、トップページの構成、ヘッダー、フッターは、ハコヅミ・ワダチと同じにする
- メニューは、最初は「バケットリスト」「積み上がり」の2つを想定する。時系列の一覧を見ながら、好きな期間に追加し、カードを選んで編集・削除する。登録するためだけのメニューは置かない(ワダチは習慣の登録と記録を分けていますが、ハコヅミに近いイメージです)
AI にも提案してもらって、1つ除外した
ひととおり出したあと、「ほかに何かおすすめの案はない?」と Claude に聞いてみました。出てきた6つの案のうち、5つを追加しました。
- Notion から取り込む(そういえば、書き出しはあるのに取り込みがありませんでした。これがないと、自分が乗り換えられません)
- 前倒しの見える化(「予定より3年早く達成」のように、予定日と完了日の差を見せる)
- 繰り返しの「あと何回」(これまでの回数と、年齢からの残り回数。重たい表現にもなるので、出し方は要検討)
- 年ごとのふりかえり(「2026年に叶えたこと」を1枚で見る)
- 達成の発信(達成したカードを画像にして、X などに投稿する)
除外したのは、達成したときに写真と一言を残し、イメージ画像を実際の写真に差し替える案です。Claude がいちばんのおすすめとして挙げた案でした。
ただ、これは自分のイメージと違いました。画像は、そのバケットリストを自分がイメージしやすいように付けているものです。予定と達成で異なるものではありません。
なぜイメージ画像を付けるのかを、自分でも改めて言葉にできたので、除外した案ですが、やりとりとしては意味がありました。
「仕様には落とさない」は、守れなかった
案出しが終わって、25件を眺めて、気づきました。結構、仕様に近いところまで踏み込んでいます。 前回は「何をやりたいサービスか」までにとどめる、と書いたばかりです。
原因は、ハコヅミ・ワダチを作ってきたことだと思います。ヘッダーやフッター、アカウント管理は、もう作ったことがあるので、具体的に書けてしまいます。一方で、グラフや「あと何回」は、ぼんやりしたままです。
そこで、考えを変えました。
- 今イメージできているものは、詳しいところまで出す
- ぼんやりしているものは、ぼんやりしたまま出す
- レベル感は、ここでは合わせなくてよい
大事なのは、この時点では、どれも決定ではないということです。決定するのは、次の「企画の深掘り」と「Issue にまとめる」の段階です。未決定のまま置いておいて、開発中に決めて Issue になるものも多いと思います。
案出しは、あくまで Issue のネタの倉庫です。そう捉えると、詳しいものと、ぼんやりしたものが混ざっていても、気になりません。
おわりに
案出しの結果は、25件になりました。
前回の記事は、直さずにそのまま残しています。考えが変わった点も、そのまま記録にしていくつもりです。この先どうなるのかは、自分でも分かっていません。
次回は、名前です。「カナエ」に決めた経緯やイメージをまとめます。