ワダチを作る #20:用意したアイコンから選べるようにし、「習慣化の目安 66 日」を調べた

前回(#19)で、テスタの募集を始めました。今回は、募集を始めたあとの話です。

  • 段階(マイルストーン)を、ここで区切った
  • 用意したアイコンから選べるようにした(別のセッションに任せた)
  • 「習慣になるまで 66 日」の研究を確かめて、積み上がりの見せ方を考え直した

段階を、ここで区切る

テスタの募集を始めたので、開発の段階をここで区切ることにしました。「ステップ5(その他の機能強化)」の未着手の Issue を、新しく作った「ステップ6」に移しています。

ステップ5 に残っているのは、本番での確認が 1 つだけです(記録の画面の、データベースが読む行の数)。それが済んだら、ステップ5 を閉じます。

用意したアイコンから選べるようにした

ワダチでは、習慣ごとにアイコンを付けられます。ただ、これまでは、自分で画像を用意してアップロードするしかありませんでした。アイコンのない習慣は見栄えが落ちますが、1 から用意するのは手間です。

テスタの方は、アイコンのない習慣から始めることになります。最初の印象に効くので、先に直すことにしました。

自分で使うために、ChatGPT で作ってもらった習慣の絵が 18 種類あります(早起き・瞑想・読書・ウォーキング・筋トレ・水やり・雪かき など)。これを、誰でも選べるようにしました。

習慣の登録の画面の「アイコン」の欄。画像を選ぶ欄の下に、「または、用意したアイコンから選ぶ」として、「選ばない」と 18 種類の絵が並んでいる。瞑想の絵が選ばれ、枠が太くなっている

用意したアイコンから選ぶところ

決めたことは、次のとおりです。

  • 選んだ絵は、自分の画像と同じく、その習慣のアイコンとしてデータベースに写す。「どの絵か」だけを持つ形もあるが、写せば、表示・書き出し・削除の作りが今のまま動く。1 枚は数 KB
  • 登録数の上限にも数える。自分で用意しても、用意した絵を選んでも、使う容量は同じため
  • 絵を増やすときは、ファイルを置いて、一覧に 1 行足すだけ(管理画面は作らない)
  • ChatGPT で作った画像を、誰でも選べる素材として配ってよいかを、OpenAI の利用規約で確かめた

「両方を選べる」のは、どんなとき?

Issue の相談のときに、「画像と、用意した絵の両方を選んだら、自分の画像を優先する」と決めかけました。ここで、「そもそも、操作で両方を指定できるの?」と聞きました。

ふつうに画面を使っていれば、両方にはなりません。片方を選ぶと、もう片方は外れるように作るからです。両方が送られるのは、JavaScript が動いていないときと、画面を通さずに送ったときだけです。なので、「自分の画像を優先する」は、エラーへの備えとして入れました。

作業は、別のセッションに任せた

この Issue は、Claude Code の別のセッションに任せました。そのあいだに、こちらのセッションで、次の Issue の相談を続けています。

別のセッションは、絵を 128px に縮めるところから、テスト・PR まで進めて、終わったら知らせてくれました。PR を見て、中心の作りだけ読み、マージしています。

習慣の一覧の余白も、記録の画面にそろえた

記録の画面のカードは、前に余白を狭めました(#16)。習慣の一覧のカードは、まだ広いままだったので、同じ余白にしました。

このとき、使い方のページの画面の絵も撮り直しました。ところが、今日は土曜日でした。架空のデータの「平日だけ」の習慣が、記録の画面の「お休みの習慣」の折りたたみに入り、絵が変わってしまいました。変えていない画面の絵は戻して、「絵は平日に撮る」とメモに書いています。

「習慣になるまで 66 日」を確かめた

次に作るのは、積み上がりの見せ方の見直しです。思いついたことを、まとめて相談しました。

  • 積み上がりを、メニューから開ける画面にする
  • 「習慣化には 66 日続けるとよい」という研究があったので、そこに届いたら「習慣化達成」としたい
  • そこまでの道のり(今、何合目?)が分かるようにしたい
  • 段階ごとに絵を変えて、続ける気持ちを支えたい(逆効果なら、意見がほしい)

66 日の研究は、うろ覚えだったので、確かめてもらいました。

  • 元の研究は、Lally ほか(2010)。96 人が、毎日 1 つの行動を 12 週間続けた。意識しなくてもできるようになるまで、中央値で 66 日、人によって 18〜254 日
  • 要旨に、1 回やらなかっただけでは、習慣になっていく流れに大きく響かなかった、とある
  • ただし、66 日は、曲線がうまく当てはまった 39 人の中央値。「誰でも 66 日」ではない
  • 2024 年のまとめの論文でも、中央値は 59〜66 日

「1 回休んでも、大きくは響かない」は、ワダチの「連続日数ではなく、積み上がりを見せる」という考え方と、よく合いました。

決めたこと

  • 「66 日で習慣になる」とは言い切らず、「習慣化の目安」と書く
  • 数えるのは、連続ではなく、やった日の通算。休んでも減らない
  • 道のりは、7 段で見せる。「何合目」は山登りの言葉なので、ワダチの絵(西部の道・積み木の段)に合わせて「段」にした
  • 毎朝見る記録の画面には出さない(画面が混むので)

段階の絵がモチベーションの逆効果になるか、も聞きました。答えは、「作りしだい」でした。逆効果になりやすいのは、次の 3 つだそうです。

  • 減る・失う形(休むと段が下がる)。責める形になる。通算なら減らない
  • 達成で終わった気になる形。66 日に届いたあとも、通算はそのまま出し、「ここで終わり」に見せない
  • ほかの人と比べる形。今は自分だけが見るので、当たらない

メニューの名前は、「積み上がり」のままにしました。用意してあったメニューの絵が、「積み木の段と旗」だったからです。

これらは、3 つの Issue(メニューの画面・66 日の道のり・カレンダーとヒートマップ)に分けました。カレンダーとヒートマップの出し方は、画面の案を並べて見てから決めます。

おわりに

  • テスタの最初の印象に効くものから、先に直す
  • 大きな Issue は、別のセッションに任せて、こちらでは次の相談を進められる
  • 使い方の絵は、撮る日の曜日で変わることがある
  • 研究の数字は、うろ覚えのまま使わず、元の論文で確かめる。確かめると、「目安」と書くべきことも分かる

次は、積み上がりのメニューの画面から作ります。

← トップページに戻る