カナエを作る #8:Issue を書く前に、置く場所を作る。リポジトリとボードの準備
前回(#7)で、企画の深掘りが一区切りしました。流れとしては、次は Issue にまとめる工程です。
ただ、カナエには Issue を書く場所がありません。今回は、その場所を作ります。
流れを少し入れ替えた
#1 で決めた流れは、Issue にまとめてから、環境構築でした。
企画の深掘りが終わったところで、Issue の前に環境の設定が必要ではないか、と気になりました。リポジトリも、プロジェクトのボードも、スキルもありません。
Claude と整理して、環境構築のうち、Issue を書くために必要なものだけを先に作ることにしました。
- リポジトリ、ボード、ラベル、マイルストーン、Issue のテンプレート
- 短い
CLAUDE.mdと、Issue を作るスキル - Issue にまとめる
- 残りの環境構築も Issue にして進める(雛形、構造、テスト、CI/CD など)
CI/CD は、開発を始める前に用意します。今回は、このうちの1つ目です。
まず、ワダチとハコヅミの設定を確認した
カナエの設定を考える前に、2つのサービスの設定を確認してもらいました。
| 項目 | カナエ | 元にしたもの |
|---|---|---|
| リポジトリ | Jiru-Labo/kanae、非公開 |
2つとも非公開 |
| ブランチ | 既定は develop、ほかに main |
2つとも同じ |
| ラベル | feature、bug、chore の3つ |
ハコヅミと同じ形 |
| ボード | ハコヅミのボードを複製 | Status、優先度、Milestone の表示、並び順 |
| マイルストーン | 「ステップ1」だけ | ステップごとに分ける形 |
| Issue のテンプレート | そのまま使用 | 2つのサービスで同じ内容 |
ワダチのラベルには GitHub の初期のものが残っていましたが、使っているのは3つです。カナエでは、初期のものは削除しました。
ブランチの保護は使えない
確認の途中で、1つ、はっきりしたことがあります。
無料プランの非公開リポジトリでは、GitHub のブランチ保護もルールセットも使えません。ワダチとハコヅミの設定を見ようとしたところ、どちらも GitHub Pro へのアップグレードか、公開を求めるエラーになりました。
つまり、main と develop に直接 push しないというルールは、GitHub が止めてくれるわけではありません。これまでと同じく、CLAUDE.md の取り決めで守ります。
最初のコミットだけは、main に直接 push しました。空のリポジトリには、PR を出す先のブランチがないからです。そこから develop を作り、既定のブランチにしました。以後の変更は、すべて PR を通します。
ボードは、複製した
ボードは、項目を1つずつ作らず、既存のボードを複製しました。最初は、新しいワダチのボードを複製しました。
ただ、表示する内容がハコヅミと違っていました。ハコヅミで表示しているのは、優先度、Status、Milestone だけです。カナエもこれに合わせたかったので、ハコヅミのボードから複製し直しました。
gh project copy 1 --source-owner Jiru-Labo --target-owner Jiru-Labo --title "カナエ"
Status(未着手、作業中、受入待ち、本番待ち、完了)と優先度(高、中、低)に加えて、表示する項目と並び順も引き継がれました。ハコヅミの Issue は入らず、空のボードです。あとは、カナエのリポジトリに紐づけるだけでした。
最初のコミットに入れたもの
入れたのは、README.md、.gitignore、Issue のテンプレートの3種類だけです。
.gitignore はワダチのものを基にしましたが、ワダチの Issue 番号が書かれたコメントや、Notion の取り込みデータの行は外しました。必要になったら、そのときに足します。
マイルストーンも、今は環境構築の「ステップ1」だけです。ステップ2以降は、Issue をまとめるときに決めます。
おわりに
作業としては短い工程でした。ただ、ワダチの開発記録では、こうした準備は他の環境構築と一緒に1本の記事に入っていました。カナエでは、1工程ずつ分けて残します。
次は、CLAUDE.md と、Issue を作るスキルです。